研究内容

クスリの効果を高め、副作用を低減する:医薬品の体内動態制御法の開発

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生体に投与されたクスリは、高分子に結合したり体外に速やかに排泄されるなどのさまざまな要因により、標的組織へ到達するものは吸収された有効成分の僅か数%にも満たないことがほとんどです。
このような薬の有効成分の標的集積阻害要因をコントロールできれば、同じ薬効成分を同じ量投与した場合でもその効き目を上げたり副作用を少なくしたりすることができます。
私達は、薬の血清タンパク結合や腎臓排泄を制御する方法を考案し、画像診断薬にこれらの動態制御法を適応した効果をイメージング法で可視化することで薬の体内動態変化を実証して国際特許も取得しました。
これらの方法を活用し、薬をより有効に用いるための体内動態制御法にも取り組んでいます。
さらにこの研究成果を基盤として、治療薬をより効果的に使用した臨床結果も得られています。